PFCバンタム級タイトル防衛戦

遠藤来生(札幌 POD)王者vs森崇純(札幌 禅道会)1位

バンタム級タイトルマッチAPルール5分5R

4月1日(日)のPFC CAGE FIGHTのメインにて行われたバンタム級タイトルマッチ(5分5ラウンド)にて3ラウンド残り1秒というところでチャンピオン遠藤選手がスリーパーホールドにて初防衛に成功した。

体重超過による減点スタート

前日軽量の結果でチャンピオン遠藤が2kgオーバーしてしまい、PFCのルールにより2点減点で試合は開始された。

タイトルマッチにはドローはなく、PFCラウンドマストシステムにより、ラウンドごとにジャッジによる優劣が決められていく。

5分5ラウンドという時間がきてしまうと、チャンピオン遠藤は取った点数から2点減点されて、その結果で勝敗が決まることとなる。

体重のハンデと点数のハンデと、お互いがハンデを背負って試合はスタートした。

試合はどちらが勝ってもおかしくない展開

序盤はお互い様子を見てのスロースタートで、距離を置きながら手探り(足さぐり)で相手の出方をうかがう。

若干チャレンジャーのローキックによる手数が多かったかと思われ。

決定打がないまま5分が過ぎ筆者的にはイーブンな展開。

試合が動いたのは2ラウンド

チャレンジャーのローが次第に入るようになったのを嫌がってなのか、空手ベースのストライカーに対しての作戦なのか、チャンピオンのタックルが決まる。

ここで大きく試合が動き出す。

そのままチャンピオンのパウンドも決まるが、なんとか起き上がるチャレンジャー。

グラウンドの攻防になるとチャンピオンに分があるイメージだ。

この攻防の末、お互い流血してしまうが、そのまま2ラウンド終了まで血を流しながら続行。

3ラウンドはお互い勝負に出る。

インターバル中にお互い止血して、3ラウンドが開始。

また1ラウンドのように距離をおいての展開からスタートになるが、チャレンジャーの一発一発にも力が入る。

チャレンジャーとしては打撃戦を制して倒したいという気持ちが見ているものにも伝わってきただろう。

チャレンジャーのローキックをチャンピオンが嫌がる感じも見てとれた。

そんな中から一瞬のスキをついてチャンピオンのタックルが再度決まる。

チャンピオンとしては、減点2というハンデが圧し掛かっている。

時間を使いきり判定になってしまえば相当不利な状況に陥ってしまうからだ。

何が何でも1本で仕留めてやろうという気迫が伝わってきた。

タックルが決まりマウントをとってからはパウンドを打ち込むシーンも。

必死にその状況から脱しようと逃げるチャレンジャーにバックから勝機を狙うチャンピオン。

3ラウンド目が残り10秒あるかどうかというところでチャンピオンのスリーパーがキャッチする。

残り数秒だったため、誰もが3ラウンドはこのまま終了してしまうかと思われたが、4:59秒という3ラウンドが終了するギリギリの間際にチャレンジャーが意識を失う展開に。

絵に書いたような展開でチャンピオンのスリーパーホールドにより防衛成功という形で試合は終わった。

去年末に一度戦っている両者は良きライバルであろう。

試合後は互いの健闘を称えあう。

今後のチャンピオンとバンタム戦線

おそらく、チャレンジャー森選手はこれからもチャンピオンのクビを狙う存在になっていくだろう。

このまま終わる男では無いと筆者は森選手の中に熱いパッションを感じた。

そして、今回の一戦を見てPFCバンタム戦線に首を突っ込みたいと思う選手も多数挙手してくるのではないだろうか?

これからもチャンピオンにとっては試練がいくつも待ち構えていると思うが、とりあえず今回の初防衛という結果を重ねたことにおめでとうと言いたい。

今後、チャンピオンは中央の別大会などに送り込まれることが予想されるだろう。

その他バンタム級の選手たちは、今回盛り上げてくれた二人の熱い選手がつけた、バンタム級戦線の火を絶やさないように、油を投下してほしい気持ちでいっぱいだ。

 

ライター
劇進 康(げきしん こう)


格闘技歴ゼロ素人、観戦専門。
ただただ格闘技を観るが好きで、酒の席でプロレス、格闘技トークで仲間と盛り上がることが趣味。無類の北斗の拳オタク